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インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

歯科治療
インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

インプラント治療は、見た目や噛む機能の回復に優れた方法として多くの方に選ばれています。

天然歯に近い使い心地を実現できる一方で、「インプラントに寿命はあるのか?」「何年もつのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、インプラントの寿命やその要因、トラブルのサイン、寿命を延ばすケア方法、寿命を迎えた後の対応策について、わかりやすく解説いたします。


インプラントの平均寿命とは?

インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

一般的に、インプラントの平均寿命は10~15年程度とされています

しかし、日ごろのケアや定期的なメンテナンスをきちんと行っていれば、20年以上問題なく使い続けられるケースも少なくありません。

実際、治療後10~15年経過したインプラントの残存率は90%以上とも言われています。

ただし、インプラントの寿命は患者様ごとの口腔環境や生活習慣、使用するインプラントの品質などに大きく左右されます。

長期間安定して使用するためには、適切なセルフケアと定期的な歯科検診が重要です。


インプラントの寿命が来るとどうなる?

インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

インプラントは長期間安定して使える治療法ですが、寿命を迎えるとさまざまなトラブルが起こります。

ここでは、それぞれの症状について解説します。


インプラントがぐらつく

インプラントが揺れるような感覚がある場合、骨との結合が弱くなっている可能性があります。

主な原因は、インプラント周囲炎(細菌感染による炎症)や、過度な噛み合わせの負担などです。

そのまま放置しておくとインプラントの脱落につながる恐れがあるため、違和感を覚えた時点で早めに歯科医院へ受診しましょう。


人工歯の破損

上部構造(人工歯)はセラミックなどで作られていますが、長期間の使用や強い噛みしめによって欠けたり割れたりすることがあります。

人工歯が破損すると見た目や噛む機能への影響だけでなく、周囲の歯や顎関節にも負担をかけるため、早めの修理・交換が必要です。

連結部分の破損

インプラント本体と人工歯をつなぐ「アバットメント(連結部)」が緩んだり破損することがあります。

連結部分は長期間の使用によって金属疲労や不適切な力が加わることで、パーツに不具合が起きることもあります。

連結部分が破損すると人工歯自体が不安定になり、噛む際に痛みや違和感を引き起こします。

放置せず、定期的なメンテナンスでの早期発見が大切です。

インプラントの寿命を縮める主な原因

インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

インプラントの寿命は、適切なケアや生活習慣によって延ばすことが可能ですが、逆に不適切な習慣や環境が原因で寿命を縮めてしまうことがあります。

ここでは、主な原因について詳しく解説します。

 

口腔衛生状態が悪い

日々のブラッシング不足や不適切な清掃により、プラーク(歯垢)が蓄積すると、インプラント周囲に感染が起きやすくなります。

結果として、周囲の歯茎や骨に炎症が広がり、インプラントの寿命を大きく縮める原因となります。

 

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、天然歯でいう歯周病にあたる病気です。

初期段階では歯茎の赤みや腫れ、出血などが見られますが、炎症が進行すると骨吸収が起こり、インプラントの土台が失われてしまいます。

喫煙や糖尿病などの全身的な要因も進行リスクを高めるため注意が必要です。

 

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに過剰な負荷をかける行為であり、寿命を縮める原因となる行動です。

インプラントには天然歯のようなクッション機能(歯根膜)がないため、噛む力が直接骨に伝わります

特に就寝中の歯ぎしりでは、顎に100kg以上の力がかかることもあり、周囲の骨への負担や、破損・緩みの原因になります。

就寝中の歯ぎしりを防ぐためには、ナイトガード(就寝用マウスピース)の活用が有効です。

 

喫煙習慣

喫煙は歯茎や骨への血流を悪化させ、結合不良や治癒の遅れを引き起こします。

インプラントの成功率を下げ、寿命を短くする大きなリスク要因です。

 

インプラント自体の品質

低品質なインプラントは、素材の強度や骨との結合性に問題があり、長期的に不向きです。

安価すぎる治療には注意が必要で、信頼できる歯科医院で安全性が確認された製品を選ぶことが大切です。

以下は品質の低いインプラントの特徴です。

 ⦁ チタン以外の物質が混入している
 ⦁ 国内外で安全性が確認されていないインプラントを使用している
 ⦁ 模造品やコピー品

品質の低いインプラントを使用すれば初期費用は安くなるものの、長期的には再治療やトラブル対応で高額になる可能性があります。

治療費が極端に安いクリニックでは、コスト削減のために品質の低いインプラントが使用されるケースがあります。信頼できる歯科医院で、高品質な製品を選ぶことが重要です。

また、治療前に信頼できる歯科医院で十分なカウンセリングを受けることも大切です。

 

インプラントの寿命を延ばすケア方法

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インプラントを長持ちさせるためには、日常的な口腔ケア、定期的な歯科検診、そして生活習慣の改善が重要です。

ここでは、インプラントの寿命を延ばすケアについて解説します。

 

毎日の丁寧なセルフケア

インプラント周囲は汚れが溜まりやすいため、以下のような口腔ケアを徹底しましょう。

 ⦁ 正しいブラッシング
 ⦁ 歯間ブラシ・デンタルフロスの使用
 ⦁ 抗菌性マウスウォッシュ
 ⦁ 電動歯ブラシの活用

日常的な口腔ケアを徹底することで、インプラント周囲炎などのトラブルを予防し、インプラントの寿命を延ばすことが期待できます。

 

定期的な歯科検診・メンテナンス

3~6ヶ月ごとの定期健診では、プロによるクリーニングや噛み合わせのチェックを受けることができます。

自覚症状のないトラブルの早期発見にもつながります。

 

生活習慣の見直し

インプラントの寿命を延ばすためには、以下のような生活習慣の改善が重要です。

 ⦁ 禁煙の実践
 ⦁ カルシウムやビタミンDを多く含む食事の意識
 ⦁ ストレス管理や適度な運動

口腔内環境は全身の健康とも密接に関係しており、生活の質全体を見直すことが、インプラントの長期維持に役立ちます。

 

インプラントの寿命が来たときの選択肢

インプラントの寿命は何年?摩耗の原因や長持ちさせるケア、将来の選択肢も解説

インプラントが寿命を迎えた場合、患者の口腔内や全身の状態に応じて、いくつかの選択肢があります。

以下では、代表的な対応方法について詳しく解説します。


一部パーツの交換・修理

人工歯や連結部分など、インプラント全体ではなく、一部のパーツだけを交換して対応できる場合もあります。

費用や治療期間の負担を軽減できるのがメリットです。

ただし、放置すると周囲の組織に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めに歯科医院で診断を受けることが重要です。


再度インプラント治療を受ける

骨の状態が良好であれば、再治療が可能です。

ただし、顎の骨が弱っている場合や骨量が不足している場合には、骨造成や再生治療などの併用が必要になることもあります。

 

代替治療(ブリッジ・入れ歯など)

再度のインプラント治療が難しい場合は、ブリッジや部分入れ歯といった他の選択肢を検討します。

それぞれにメリット・デメリットがあります。どの方法が良いかは、お口の状態や患者さんの希望によって変わるため、歯科医師と相談して最適な治療法を選びましょう。

 

まとめ:インプラントの寿命を意識し、長持ちさせるために

インプラントは適切なケアと管理を行えば、10年以上にわたり使用可能な優れた治療方法です。

一方で、喫煙や歯ぎしり、口腔衛生不良などは寿命を縮めるリスクとなります。

インプラントを長く快適に使い続けるためには、

 ⦁ 毎日のセルフケア
 ⦁ 歯科医院での定期健診
 ⦁ 生活習慣の見直し

        
が欠かせません。

精密なインプラント治療なら友枝歯科・矯正歯科クリニック福岡天神

当院では、最新設備を活用した高精度なインプラント治療を提供しております。

難症例への対応、骨再生療法、長期メンテナンス体制も充実しており、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な診断と、将来を見据えたご提案を行っております。

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